博多の祇園山笠の法被には様々な種類と組み合わせがあります。例えば長法被に雪駄、水法被に締込、そしてさまざまな小物。男衆の着る衣装はそれだけで祭の雰囲気を醸し出し、着ている人間の男気を引き立ててくれます。
長法被や水法被は流や町によって統一されており、着ている人間の所属を明確にします。また、これは日本全国の祭りで着用される法被のほとんどに共通されます。
長法被は当番町になるたびに新調されていたことから正式には当番法被と呼ばれ、流や町の名を模様化した絣(ほとんどは久留米絣、戦前までは地機の箱崎縞で糸を太くして織られていた)の、膝丈の法被です。毎年6月1日から着用が許可され、下には下穿(ステテコ)を履きます。手織りのものから、機械織で仕立てられたものまで種類は多くあります。
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絣は先染織物なので柄の自由な表現は苦手であり、よって直線によって構成された柄がほとんどとなっています。
デザインは大きく4つに分けられます。
1つは「縞文様」で、これは古くに作られたものです。
2つは「幾何学文様」で、綱場町の綱輪文、浜小路の千鳥文、旧呉服町流の茅の輪文などが挙げられます。
3つは「具象形文様」があり、櫛田神社の長法被は大銀杏の葉に勾玉を配し、縞と組み合わせた絵絣風文様となっています。
4つは「文字文様」があり、多くは町の名や流の名の一文字を図案化したものです。
はっぴの柄には様々な種類があり、仕様用途によって使い分けることで視覚的に様々な役割を持たせることもできます。